こんにちは。マリーヌです。

 

今回は腸のお話をするね。

アトピー性皮膚炎(以下アトピー)って、
現代っ子には馴染みのある病名よね。

 

だけど、いつごろから定着したのかしら?

二世代、もしくは三世代前の人たちは身近に感じるのかな?

 

アトピーに限らず様々な事柄は、

戦後、アメリカの食文化やライフスタイルに影響を受けて変化してきたみたいね。

インフルエンザなんかもそのひとつかも。

昔は、 “風邪” のひとつで、対処法も普通の風邪と何ら変わりはなかったとか。

今も、カテゴリーは変わらず “風邪” なんだけど、
横文字の名前がついて、治療薬や対応方法も特別に発展してきたよね。

 

私は、『キスと腸内細菌』にも書いたように、

生後3~4か月頃から頬の湿疹が出て、

それが治まって来た頃に、腕肘の内側に炎症が起ってきたんだ。

頬から腕に移動した。
という方が正確かも。

でも完全に移動したわけではなく、

“じくじく” や “流血” は 腕に移った。
“赤み” は 残った。

つまり、頬の見た目は少しマシになったけど、
皮膚疾患の根本が改善したわけではなく、
別部位へ広がった、ってこと。

 

そんな時、私は病院に連れて行かれたんだ。

その先生は、

“お月さんは、マリーヌが見ていないときは、そこにないのだよ~ ハハハ”

と不可解なことを仰っていた。

 

後に、それは量子力学という物理学の分野に基づいた理論だとわかったのだけど。

 

先生は、一通り問診をした後、症状をみて、

“色々悪いね。”

と、一言。

 

“色々あるけど、大きなところでは、
リーキーガット。
まず、これを治そう。“

リーキーガットと聞いて、
ママはポカーンとしてた。

リーキー(leaky=漏れる)
ガット(gut=腸)

小腸の粘膜に穴が開き、異物が血中に流れ出してしまう状態

のことを言うんだ。

 

日本語では、腸管壁浸漏(ちょうかんへきしんろう)というみたいね。

 

本来 小腸で吸収されるはずの栄養素や、留まるはずの菌が、
粘膜に空いた小さな穴から 体内へ流出してしまう。

それにより様々な身体的症状を引き起こすんだ。

 

実はリーキーガットの概念はまだまだ一般的ではなくて、
通常は私のような皮膚疾患で受診すると、
アトピーと診断されることが多いみたい。

そうなるとその治療を始めると思うんだけど、

私の先生は、

“お母さん、台所で治そうね♡”

と言い、

その日からママとお料理の格闘生活が始まったんだ。

 

なぜなら、

リーキーガットを治すには、まず腸内環境を整える必要があるの。

 

そのために、まず日々の食事から見直そう。

 

そういう考え方なんだね。

 

さて、少し長くなってしまったので、
ここからは次回に持ち越しにするね。

また次もお付き合いください♡