熱がないのに、1週間以上咳が止まらない。
夜、寝ている時に苦しそう。
出来るなら、代わってあげたい。
そんな思いをしているママは多いのではないでしょうか。
咳が止まらない!原因は何?
薬を飲んでも全く効かない!
そんな時は、いくつかの原因があります。
急性・慢性の咳
自律神経
乾燥、ハウスダスト
などが主に咳が止まらない時の原因とされています。
しかし、
さっきまでひどく咳き込んでいたのに、
治まって、元気に遊びだしている場合もありますよね。
この記事は、咳の原因などについて
お届けします。
咳が夜にひどくなるのなぜ?
突然、止まらない程の咳が
いきなり始まるという事はないですよね?
どういうことかというと、
咳が出始めた頃の日中は「コホコホ」程度から始まります。
しかし、
日に日に「ゴボゴボ」「ゲホゲホ」という
咳に変化していますよね。
これは、子供の咳が長引いている状態です。
子供の場合、大人とは違い
気道の抵抗力が弱く炎症を起こしやすいのです。
つまり、
炎症が起こっている気道は敏感なので、
咳が長く続いてしまいます。
また、子供は痰きりも上手に出来ず、
絡みやすい状態です。
これも気道を刺激してしまう一因となってしまうのです。
その為、
敏感になっている子供の気道はほんのした事でも
咳が出てしまいます。
例えば、
空気の乾燥
空気が冷たい
という外的環境が
ちょっと走ったりしただけでも
咳が出る原因ともなります。
子供の咳が長引く理由の一つは気道にあるという事です!
子供の咳が「長い」というのはどれくらいの期間のこと?
小児科などへ行った際に
「咳が長く続いているんです。」
と、説明することがあると思いますが、
どれくらいの期間が「長い」基準になるのでしょうか?
咳が続いている期間の違いで、下記のように分類できます。
1~3週間未満で落ち着く咳・・・急性の咳
3週間以上、8週間未満・・・遷延性(せんえんせい)の咳
8週間以上続く咳・・・慢性の咳
長引いているの目安は、急性以外と考えて良いと思います。
という事で、3週間以上続いている咳は咳が長引いているという事になります。
でも、なぜ日中は少し改善してきたと思ったのに
夜になると激しく咳をしだす。
何で、夜になると咳がひどくなってしまうのでしょうか。
なぜ夜に咳がひどくなるのか!?
子供の咳が夜にひどくなる原因の一つに
自律神経が関係していると言われています。
自律神経は
「体を活動的にさせる交感神経」
「リラックスさせる副交感神経」
からなっています。
「交感神経」は興奮状態にし、
「副交感神経」はリラックス状態にする
ので
日中は交感神経が活発に働き、
鼻の粘膜や気管などが拡がっています。
そのため、鼻水や痰を出しやすかったり、
咳の症状も治ったかな?と思う程
少なかったりします。
しかし、
夜には副交感神経が活発になり、
日中活発だった鼻の粘膜や気管などの働きは
抑えめになります。
そのため、日中とは逆に鼻水や痰を排出しにくく
溜まりやすくなってしまうのです。
また、夜になると粘液の粘りが溜まることでより強くなるのです。
子供は、大人のように痰きりが上手く出来ないので
むせるような咳が出てしまいます。
夜に咳がずっと止まらないと子供を見ていると
かわいそうになってしまいますよね。。。
呼吸も苦しそうで、息が出来ないんじゃないかと、
ママも心配になってしまいますよね。
そこで家庭でも出来る改善方法を紹介したいと思います。
家庭でも出来る!子供の咳を改善する方法!
家庭での子供の咳を止める方法として代表的なのが、
① 室内の乾燥を防ぐ方法
② 室内の空気をキレイにする
③ 水分を取らせる
というのが最も簡単で咳を改善する方法です。
①室内の乾燥を防ぐ方法
これは咳を止める方法というよりは
咳をしないようにする方法になります。
加湿器があればよいですが、ない場合は、
洗濯物を干す
湿らせたタオルを干す
これだけでも大丈夫です。
観葉植物を置くことが出来るなら
天然の加湿器とも呼ばれていますので
おススメです。
大人になっても経験ありますよね。
乾燥がひどいと喉がイガイガして咳こむ。
寝ている間も同じなんです。
特に夜は働きが鈍っている粘膜は粘液が分泌されにくく、
それに加え室内が乾燥していると
余計に鼻や喉なども乾燥してしまいます。
乾燥により余計な咳も出るし、
細菌やウイルスも乾燥した粘膜に
付着してしまうという状態なのです。
室内の湿度を保つことが難しいという場合は
ガーゼのマスクをして寝ると
自分の吐いた息により鼻や口が湿った状態になるので
乾燥を防ぐことが出来ます!
不織布マスクを嫌がる子供は
ガーゼタイプは使いやすいかと思います。
だだ子供の場合、咳がひどい時はマスクをつけると
余計に息苦しくなってしまうかもしれないので、
様子を見て外してあげてくださいね。
②室内の空気をキレイにする
次に室内環境でいうと空気をきれいにしておくことです。
空気清浄機を使用したり、
布団も干したり、こまめに掃除機をかけておいたりすることで
ハウスダストなどによる咳き込みは防げます。
また、寝ていて咳き込んだ場合は、
起こして座らせてあげる
上半身を高めにしてあげる
など、
寝ている時には鼻水が喉に落ちやすくなっていますので
苦しいそうな場合には上記の方法を
試てみてくださいね!
でも、子供って寝相が悪いです。
高めにして寝せても、
自分の寝やすい体制になってしまいます。
そんな時には、とても大変な方法ですが
抱っこして寝せてあげると良いです。
ママは、ソファーなどに座るしかないので、
睡眠不足になってしまいますが・・・
でも、この方法が一番だよ!と
小児科の先生が仰っていました。
ママの体温で安心して眠ることもできますね。
③こまめに水分を取らせる
今出ている咳を止めたい時は、水分を取らせてあげると良いです。
喉が潤うことで咳が多少改善することが多いです。
子供が飲めそうなものを少しずつ飲ませてあげましょう!
咳が出ている時には、むせてしまうことが多いですからね。
④咳に効く食べ物
咳に効く食べ物として挙げられるのは、
ハチミツ
大根
しょうが
と言われています。
しょうがは、食べれない子が多いと思いますので
はちみつ大根がおススメ!
※1歳未満の子にはハチミツはあげないでください!
大根に蜂蜜?って思うかもしれませんが
大根の味はほとんどしないので大丈夫です。
はちみつを少し薄めた味です。
はちみつには、
炎症を抑える成分がある
抗菌作用がある
鎮咳効果がある
と言われています。
また、大根の辛味成分には
イソチオシアネート
という咳を鎮める作用があるのです。
なので大人の方は、大根おろしを食べるのも良いですよ♪
それでも、
3週間以上も咳が続いたり、
夜に苦しそうな咳をする場合、
とても心配になってしまいますよね。
小児科以外に診てもらえる科は何科がある?
咳と呼吸器系の感染症って色々あります。
大人の場合、軽く済む場合が多いですが
乳児が感染すると重症化する感染症も多いです。
基本は”かかりつけの小児科”で大丈夫なのですが、
それでも改善しない場合は
別の科に行って診てもらいたいと思ったりもしますよね。
鼻水の症状や喉に痛みがある場合なら耳鼻咽喉科ですと
小児科よりも的確な判断をしてくれる場合もあります。
ただ、
耳鼻咽喉科は喉までの診察になりますので、
咳の場合は小児科で
呼吸の状態や肺の音も確認してもらった方が良いでしょう。
特に子供は自分の症状を的確に答えれませんので、
かかりつけの小児科なら「前回の診察結果と比べて」見てくれます。
また、
地域で何が流行っているのか、
通っている保育園や小学校で何が流行っているのか、
色んな情報から可能性を考えて診断してくれます。
鼻水の症状が出る風邪をひくと
すぐに中耳炎が併発してしまったケースなどでは、
小児科へ行くよりも耳鼻科へ行く方が
早いことも場合によってはあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
咳が出てからの対処はなかなか子供の場合、
難しいこともあるので、
空気清浄器や加湿器で室内を調整する
ことも必要です。
また、布団も晴れた日には干す習慣も大切です。
最近は、ベッドが多いご家庭もあるかもしれませんが
日干しをするのとしないのとでは
全く違いますよね。
今日も、最後までお読み頂きありがとうございました!
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