こんにちは!
暑い日が増え、はぐくみ保育園でも、子どもたちみんな水遊びを楽しんでいます🌈🌞
💡豆知識💡
「溺れる」と聞いた時、みなさんはどのようなシーンを想像しますか?

上のイラストの様な感じでしょうか?
ドラマやアニメなどでよく見るかと思いますが、「ギャー!助けてー!」といったように大声を出し、
暴れてジャブジャブ水しぶきをあげて溺れていくイメージが強いかとおもいます。
しかし、実際はというと、「誰も気づかないくらい」「静かに」沈んでいくというのが正しいのです(本能的溺水反応と呼ばれます)。
例えば、一緒にお風呂に入り、大人が髪の毛を洗っている際、ちょっと目を離したら浴槽に沈んでいた、といったケースもあります。
子どもは、10cmの水でも溺れると言われているので、お風呂だけでなく、「おうちでプールをするのに、湯舟ほどではないけど少し水を溜める」と言う時も注意が必要です。
水遊びを楽しんでいるから、その間にちょっと料理をしようかな、テレビを見ようかな、などと目を離すと、
その間に溺れてしまうリスクもあるということです。
楽しく、安全に夏ならではの遊びができたら良いですね💖
さて、本題です✨
研修スタート✅
毎年、この時期に行っているのが、先生たちの「心肺蘇生研修」です!
もちろん、事故が起きないことが一番ですが、とても暑い日が多いため、熱中症で倒れたり、水遊び中に溺れて意識がなくなったりするリスクもあります。
そんな時に、誰でもすぐに救助に入れるように、毎年心肺蘇生研修を行っています💡
はぐくみ保育園では、アクションカードというものを使い、チームとなって子どもを助けられるようにしています。
カードにはそれぞれ、「リーダー」「手当ての責任者(蘇生をする人)」など、役割が書かれています。
先生たちには、誰をリーダーにするか、誰に蘇生を頼むか、ということを考えてもらいます。
特に正解はなく、例えば「心肺蘇生は看護師の私にやってもらうのが安心」「全体に指示を出すリーダーは園長先生が安心」「いつも近くにいるペアの先生と一緒に心肺蘇生をするのが安心」など、人それぞれです✨
先生たちがいつもそろっているわけではないので、今回はカードを1枚引いてもらい、そこに書かれていた先生がお休みの想定で考えてもらいました🌞

続いて、メインの心肺蘇生方法の確認をしていきます!
毎年行っている研修なので、胸骨圧迫のリズムや押す深さなど、ちゃんと覚えているかチェックをしていきます👀
はぐくみ保育園では、「アンパンマンマーチ」のリズムで胸骨圧迫を行うように伝えています。
「胸骨圧迫30回→人工呼吸2回」を繰り返し行います👇

AEDの使い方も確認🫀
今回は、前回よりも少し詳しく、AEDのことを学んでいきます。
そもそも、AEDってどんな機械なのか、どういう時にAEDが有効なのか、といったことが書かれているプリントを作りました💡
実際のプリントの一部です👇


続いて、動画でAEDの使い方を確認したあと、電極パッドを貼る位置を先生たちと一緒に確認していきます☺
大人はこの位置👇

子どもは体面積が狭いので、前後で心臓を挟むように貼ります👇

なぜこの位置に貼るのか、皆さんはご存じでしょうか?
理由は、心電図が計測しやすい位置であることです。
つまり、電気ショックというよりも、心電図解析の都合で、このような貼り付け方になっています。
「心臓を挟むように貼る」というのがポイントです💡
AEDは、電源を入れると、ガイダンスが流れるため、慌てず、指示に従って、心肺蘇生と人工呼吸を繰り返しながら、
救急車が来るまでの時間を繋ぎます🚑
心肺蘇生研修、いかがでしたでしょうか?
毎年行っている研修ですが、少しずつ、踏み込んだ内容にグレードアップしています💪
子どもたちの安全を守るため、今後も様々な研修を行っていきたいと思います✨
今月もお読みいただき、ありがとうございました!
