こんにちは!早いもので1月も後半に入りましたね。もうお正月気分は抜けている頃でしょうか☺

私はお正月に美味しいものをたくさん食べて見事にお正月太りをしてしまったので、いつもより野菜多めの食事を心がけようと思います!

野菜ってヘタの部分や根っこの部分など、意外と捨てるところが多いですよね。野菜をたくさん使うと野菜クズもそれだけたくさん出ますよね。この野菜クズを少しでも利用できないかなと思いました。

「ベジブロス」って聞いたことがありますか?

 

ベジブロスは、野菜(Vegetable)の出汁(Broth)。本来なら捨ててしまうはずの野菜クズから作る出汁のことです。野菜を無駄なく使えるので、SDGsやフードロス削減などで注目されています☆捨ててしまう部分を利用できるので環境にやさしいですよね☺

そして体にも良いことがあるんです!

《野菜の栄養を無駄なく摂れる》

野菜クズをコトコト煮出してつくるベジブロスには、ビタミンやミネラルなどの栄養がたくさん含まれています。

中でも注目したいのは、植物性食品由来の物質であるファイトケミカルです。ポリフェノールやカロテノイドなどがファイトケミカルの一種とされ、抗酸化作用による老化予防、がん予防などのさまざまな効果が期待されています。

《うまみで減塩効果》

野菜のうまみが溶け出た出汁を使うことで、料理のコクがアップして塩分を抑えることも期待できます。塩分を減らすことで、むくみや高血圧の予防につながります。

どんな野菜を使ったらいいの?

基本的にはどんな野菜でもOKですが、注意が必要な野菜もあります。

【注意が必要なもの】

・えぐみや苦味など独特の風味が出やすい野菜:ブロッコリー、カリフラワー、ピーマンなど

・ニオイが強すぎる野菜:ニラ、にんにく、らっきょうなど

全く入れていけないわけではありませんが、入れすぎには注意です。量は少なめにしたほうが良いでしょう。

 

作ってみよう!ベジブロス!

<材料>出来上がり量1リットル分

・野菜の切れ端 両手1杯分 ・水 1300ml ・酒 小さじ1

野菜の切れ端が集まらない場合は、保存袋に入れてためておきましょう。冷凍の野菜は旨味成分が溶け出しにくいためできるだけ生の野菜を使いましょう。

<作り方>

①野菜の切れ端、水、酒を鍋にいれる。弱火で30分くらいコトコト煮込む。

※強火で煮込むと野菜が煮崩れたり、エグ味が出てしまいます。

今回は玉ねぎの皮、人参の皮、カブの皮、キャベツの外側の部分、トマトのヘタを入れました。

  ニンジンのイラスト(野菜)   キャベツの葉のイラスト   トマトのイラスト(野菜)

これで200gくらいです。弱火でコトコト煮ます。水が減って色が変わってきました。

②ボウルにざるをのせて濾したら完成!

きれいな色のベジブロスができました!

できたベジブロスは密閉容器に入れて冷蔵庫で2、3日保存できます。すぐに使わない場合は製氷皿に入れて冷凍保存すると便利です!1ヶ月で使い切りましょう。

タッパーのイラスト 製氷皿のイラスト

今回は私の自宅にあるもので作ってみましたが、いろいろな野菜の組み合わせで味も変わってくるので、今日はどんな味になるかなーと完成が楽しみです!

ベジブロス活用方法

【カレーやシチュー】

カレーやシチューを作る時に、水の代わりにベジブロスを使えばよりおいしくなります。

カレーライスのイラスト 

【スープ・汁物】

ベジブロスを使えばいつもと一味違うスープができます。和洋中どの味付けにも利用できます。

・味噌汁 ・豚汁 ・鍋の出汁 ・オニオングラタンスープ ・ミネストローネ ・中華風春雨スープ など

   オニオングラタンスープのイラスト  春雨スープのイラスト

【炊き込みご飯】

水の代わりにベジブロスを使って炊き込みご飯やピラフもできます。野菜のうまみがご飯にしみて、一層おいしくなります。

炊き込みご飯のイラスト